東北道の宇都宮ICから5分。46ha、東京ドーム10個分という日本有数の広さを持つ道の駅があります。天然温泉510円、地ビール醸造所、農産物直売所、宿泊施設、ドッグラン。栃木県内で天然温泉・温水プール・宿泊施設をすべて持つのはここだけです。
ただし、この駅には数字のトリックがあります。駐車場は1,100台。けれど夜間に開放されるのは第1駐車場のたった63台だけ。 週末の夕方に着いたら、もう入れません。この記事は、その63台を確保するところから始まります。
道の駅 うつのみや ろまんちっく村とは?30秒で理解する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県宇都宮市新里町丙254 |
| 電話 | 028-665-8800 |
| 営業時間 | あおぞら館8:30〜18:00/温泉10:00〜21:00 |
| 定休日 | 原則毎月第2火曜(祝日の場合は翌日)、冬季臨時休園あり |
| 駐車場 | 普通車1,147台・大型12台(夜間は第1駐車場63台のみ)、無料 |
| 温泉 | 湯処あぐり(アルカリ単純泉)、大人510円、10:00〜21:00 |
| 24時間トイレ | あり(ウォシュレット完備) |
| 車中泊適性 | ◯ 第1駐車場を確保できれば栃木最高クラス |
1996年開業の「滞在体験型ファームパーク」。農産物直売所、天然温泉、地ビール工房、体験農場、ドッグランが46haの敷地に一体化しています。日光・那須方面への前泊拠点として、首都圏から1時間40分という立地も強みです。
行く前に決めておくこと
この駅で決めるべきことは、ほぼ到着時刻の一点に集約されます。
夜間開放されるのは第1駐車場のみ。ここは63台分しかなく、1,100台という総数から見れば6%です。ある利用者は「夕方4時頃の到着でしたが、すごく混雑しており第1駐車場は満車で入れず」と書き残しています。
目標は15時着、遅くとも16時。 温泉は21時まで開いているので、先に駐車場を確保してから施設をゆっくり回る順番で問題ありません。平日なら余裕がありますが、夏休みの温水プール稼働期や週末は、この63台が年間で最も激しい競争になります。
もう一つ、ゴミの持ち帰りを前提に荷物を組んでください。ゴミ箱はありますが夜間はゲートが閉まって使えません。翌朝8:30の営業開始まで車内保管するか、持ち帰るかの二択です。
着いたら最初の10分|第1駐車場に停める、それだけ
やることは一つです。第1駐車場に停める。
第1駐車場は正面入口から最初に案内される区画で、インフォメーションと直売所に最も近い位置にあります。ここ以外の駐車場は夜間にゲートが閉鎖されるので、間違えて奥に停めると翌朝まで出られなくなる可能性があります。
もし混雑で他の駐車場に停めてしまった場合、閉鎖が始まる夕方までに第1へ移動してください。暗くなってから気づいても遅い。46haという広さは、こういうときに牙を剥きます。
停める場所さえ間違えなければ、あとはこの駅の資産を使い切るだけです。
暗くなる前に済ませること(〜18時)
まずあおぞら館へ。地元農家から届く旬の野菜と果物が並ぶ直売所で、宇都宮産のいちご「とちあいか」が冬の看板です。18時に閉まるので、夕食の食材や翌朝のパンはここで確保しておいてください。
時間があればみのりの森を散策。山頂まで3分ほどの小さな丘ですが、里山の空気を吸えます。ドッグランもあるので、犬連れなら夕方の運動に。
夕食は麦の楽園(ブルワリーレストラン)で。宇都宮産の麦を使った地ビールを醸造していて、里山料理やハンバーグプレートと合わせられます。営業は11:00〜15:30と17:00〜21:00の二部制。翌日運転するなら飲酒は慎重に判断してください。宇都宮餃子が食べたいなら、フードコート「とちのは」にあります。
夕方から夜|510円の湯と、車で向かう5分
この駅の主役は、構内の天然温泉「湯処あぐり」です。
泉質はアルカリ単純泉。露天風呂からは鞍掛山・古賀志山・赤岩山の山並みが見えます。大人510円という料金は、関東の道の駅温泉の中でも最安水準で、しかも自家源泉。バスタオルのレンタルは220円、マッサージルームと無料休憩所も併設されています。
ここで注意が一つ。温泉は宿泊棟(ヴィラ・デ・アグリ)の中にあり、道の駅が閉館すると施設間の通り抜けができなくなる場合があります。 徒歩5分の距離ですが、夜は車で向かうほうが確実です。第1駐車場から1〜2分。おすすめの時間は19時〜20時で、21時の閉館ギリギリを狙うと慌ただしくなります。
湯から戻ったら、第1駐車場で寝るだけ。46haの敷地の奥は真っ暗ですが、第1駐車場周辺は施設の明かりがあり、トイレも24時間ウォシュレット付きです。
朝|早発ちが、この駅の作法
翌朝について、正直に書いておきます。
ある利用者は「翌朝、トイレを済ませて車に戻ると警備員がウロウロ見回っており、直接言われはしなかったが、早く出て行けという雰囲気があからさまだった」と記録しています。この駅は宿泊施設を持つ有料の観光施設でもあるため、無料の車中泊者を積極的に歓迎する立場にはありません。マナーの問題というより、施設の性質の話です。
対処は明快です。朝は早めに動く。ゴミは持ち帰る。 あおぞら館が8:30に開くので、朝採れ野菜を買って9時には出発する。この流れなら、誰とも気まずくなりません。
行き先は選び放題です。日光東照宮まで車40分、那須高原まで1時間、宇都宮餃子街まで10分、大谷資料館(大谷石の地下採掘跡)まで10分。日光・那須観光の前泊地として、この駅の立地は栃木でも屈指です。
ここが合わないなら
週末の夕方以降に着く人。 63台は埋まります。到着が読めないなら、同じ栃木の道の駅どまんなかたぬま(約500台、うち400台が屋根付き)のほうが確実に停められます。
ゆっくり朝寝したい人。 早発ちが前提の駅です。のんびり起きたいなら、施設の性質が違う駅を選んでください。
ゴミを捨てたい人。 夜間はゴミ箱が使えません。
それでも——510円の天然温泉、地ビール、46haの里山、日光40分。この組み合わせは栃木にここしかありません。15時に着いて第1駐車場を押さえる。それさえできれば、ここは県内最高クラスの一晩になります。
基本情報
- 住所: 栃木県宇都宮市新里町丙254
- 電話: 028-665-8800
- 営業時間: あおぞら館8:30〜18:00/湯処あぐり10:00〜21:00/麦の楽園11:00〜15:30・17:00〜21:00
- 定休日: 原則毎月第2火曜(祝日の場合は翌日)、冬季臨時休園あり
- 駐車場: 1,147台(夜間は第1駐車場のみ)、24時間無料
- 温泉: 湯処あぐり 大人510円・中学生250円・小学生200円
- 公式サイト: https://romanticmura.com/
- アクセス: 東北道・宇都宮ICから国道293号鹿沼方面へ約5分




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