香川で車中泊するなら|うどん県を泊まり歩くための道の駅と温泉の選び方

車中泊メディア「旅が仕事って本当?」

四国の玄関口、香川県。瀬戸大橋を渡ってフェリーで上陸して、最初に考えるのは「今夜どこに泊まるか」と「明日の朝うどんはどこで食べるか」の2つでしょう。面積は日本最小ですが、道の駅は県内に点在していて、温泉併設の駅もあります。

ただし正直に書くと、香川の道の駅は「これだ」と言い切れるエース級が見当たらないのが実情です。車中泊旅行家の稲垣朝則氏も同様の指摘をしています。瀬戸大橋という一等地のエントランスを持ちながら、車中泊旅行者を強く引き寄せる拠点がない。だからこそ、目的地に合わせて道の駅を使い分ける「泊まり歩き」のスタイルがこの県には合います。

まず知っておくべきこと

香川のうどん屋は朝6時台から開く店がある。これは車中泊旅行者にとって決定的な強みです。道の駅で朝を迎えて、開店直後のうどん屋に飛び込む——この動線が組める県は日本で香川だけです。

入浴は、温泉併設の道の駅を選べば問題ありません。後述の「ふれあいパークみの」と「たからだの里さいた」が代表格です。

ゴミ箱の有無は道の駅によって差があります。燃えるゴミを捨てられない駅もあるので、ゴミは基本的に持ち帰る前提で動いてください。

ふれあいパークみの|温泉・RVパーク・遊具、全部入りの大型駅

三豊市、四国八十八ヶ所第71番札所・弥谷寺のふもと。天然いやだに温泉「大師の湯」が併設されていて、香川で車中泊するなら最初に名前が挙がる駅です。

温泉・宿泊施設・温水プール・レストラン・物産館・大型遊具「コスモランド」が一体になった複合施設で、RVパークも設置済み。普通車の駐車場も広く、家族連れの車中泊にも対応できます。父母ヶ浜(ちちぶがはま)——「日本のウユニ塩湖」と呼ばれるフォトスポット——まで車20分という立地も魅力です。

弱点: 三豊市は県の西端に近く、高松方面の観光には距離があります。東讃方面が目的なら別の駅を。

たからだの里さいた|温泉近し、讃岐山脈の静けさ

三豊市財田町。讃岐山脈に近い山あいの道の駅で、普通車104台。近くに温泉があり、RVパークも併設。山に囲まれた環境で夜は静かです。

徳島方面への通過点にもなるため、四国横断の旅の中継地として使えます。直売所の野菜は山の恵みが多く、季節の果物も充実。

源平の里むれ|瀬戸内海の眺望と海鮮

車中泊で叶える、理想の暮らし

高松市の東隣、さぬき市との境界付近。源平合戦の屋島を望む瀬戸内海沿いの道の駅です。海鮮が充実していて、しらす丼やハマチの漬け丼など瀬戸内の味が楽しめます。

高松市街から近いため、金刀比羅宮への西行き、小豆島フェリーへの東行き、どちらの動線にも組み込みやすい立地です。ただし温泉は併設していないので、入浴は高松市内のスーパー銭湯か、塩江温泉(車30分)を使う形になります。

とよはま|愛媛との県境、海沿いの静かな駅

観音寺市豊浜。愛媛県との県境に近い国道11号沿いの道の駅です。海に面していて、目の前にコンパクトな砂浜が見えます。規模は小さいですが夜は静かで、高松方面の混雑を避けたい人には穴場です。

朝一番で鳥越うどん(道の駅前、8時開店)を食べられるのが車中泊旅行者には嬉しいポイント。うどん県の早朝文化をそのまま享受できます。

小豆島ふるさと村|島旅×車中泊

小豆島にフェリーで渡れば、島内にも車中泊ができる場所があります。小豆島ふるさと村は道の駅として登録されていて、自然体験施設が併設。オリーブ公園やエンジェルロードなど、小豆島観光の拠点になります。

注意: フェリーの最終便の時刻を逆算して動いてください。島に渡ったら、翌朝のフェリーまでは帰れません。

うどん巡りの朝を最大化する使い方

香川の車中泊は、翌朝のうどん屋を先に決めて、そこに近い道の駅に泊まるという逆算が最も合理的です。

高松市周辺のうどん屋が目当てなら源平の里むれ。三豊・観音寺方面なら、ふれあいパークみの or とよはま。金刀比羅宮の早朝参拝なら、たからだの里さいた。

うどん屋の開店時刻は店によって6時〜9時とバラバラなので、事前に確認を。「朝うどんのために泊まる」——それが香川の車中泊の正しい動機です。

結論:香川は「泊まり歩き」の県

エース級の1駅に連泊するより、目的地に合わせて毎晩違う道の駅に泊まる。面積が小さい香川だからこそ成立するスタイルです。

温泉を優先するならふれあいパークみの。静けさならたからだの里さいた。高松拠点なら源平の里むれ。そして翌朝のうどんから逆算して場所を決める。香川の車中泊は、一晩ごとに違う景色とうどんに出会える旅になります。

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