車中泊の椅子選びで快適さが変わる!実際に使ったおすすめ椅子を紹介

妻と二人で日本中を車中泊で旅するようになって、もう3年が経ちました。バックパッカー時代は移動することが目的でしたが、今は「いかに快適に過ごすか」が旅の質を大きく左右することに気付きました。特に意外だったのが、椅子の存在なんですよね。最初は「ミニバンの中なら座席があるし、わざわざ椅子なんて」と考えていたのですが、実際に車中泊を重ねるうちに、専用の椅子があるかないかで心身の疲労度が大きく変わることを痛感しました。今回は、私たち夫婦が実際に試してきた車中泊向きの椅子選びについて、失敗談も含めてお話しします。

車中泊で椅子が必要な理由とは?

長時間の移動で腰に負担がかかるから

運転席や助手席に座り続けるのは、想像以上に腰に負担がかかるものです。特に高速道路を数時間走ると、着いた時点で既に腰が重くなっていることに気付きます。私たちは毎日150km〜300km程度走ることが多いのですが、到着後に立ち上がると「あ、こんなに凝ってたんだ」と感じることばかり。

運転席のシートは走行中の安全性を優先に設計されているため、長時間のリラックスには向いていません。いやはや、驚きました。妻も同じ悩みを抱えていたようで、「到着後、ちゃんと座ってリラックスできる場所があると違うね」と言っていました。そこで、車中泊専用の椅子の導入を検討し始めたわけです。

リラックス空間があると心身の疲労が大きく違う

旅先での疲労は、運転疲労だけではありません。新しい環境への適応、観光地での歩行、人間関係のストレスなど、様々な要因が重なります。そうした疲労を軽減するには、到着後に心身をリセットする時間が不可欠です。

私たちが宮崎県の道の駅「北郷」に泊まった時のこと。その日は朝から200km以上走り、到着時には二人とも疲弊していました。しかし、簡単な椅子を出して、コーヒーを飲みながら景色を眺める時間を作ったところ、心身がリセットされた感覚がありました。その後の食事も美味しく感じられ、夜も良く眠れたんですよね。

この経験から、「椅子 = 単なる座る道具」ではなく、「疲労回復と心のリセットのための必須アイテム」だと認識を改めました。

車中泊向き椅子を選ぶときのポイント

コンパクト性と収納のしやすさ

ミニバンの室内空間は限られています。我が家のミニバンは全長4.7m、室内幅1.5m程度。寝床を作ると、椅子を置く場所はほぼ限定されます。そのため、椅子選びで最優先すべきはコンパクト性です。

私たちが最初に購入した高級なアウトドアチェア(当時3万円程度)は、フレームが太く、折りたたんでも結構かさばるものでした。これが後々大きな失敗につながるのですが、その話は後ほど。

重要なのは、使わない時にどこに収納するかを事前に考えることです。天井の荷物ネット、ドアポケット、座席下など、限られたスペースを有効活用する必要があります。折りたたみ時のサイズ、重さ、そして「本当に毎日取り出すのか」という実用性を考慮しましょう。

快適性と耐久性のバランス

安すぎる椅子は、数ヶ月で座面がへたってしまいます。一方、高級な椅子は耐久性に優れていますが、コンパクト性や価格面で妥協が必要になることもあります。

快適性を判断するポイントは、実際に座ってみることです。背もたれの高さ、座面の奥行き、クッション性など、個人差が大きいんですよね。妻は背もたれが高めのものを好みますが、私は座面が広めのものを好みます。この違いを理解せずに椅子を購入すると、「結局使わない」という悲劇が生まれます。

価格と機能性を見極める

車中泊用の椅子は、数千円から数万円のものまで様々です。予算と機能のバランスを取ることが重要です。

例えば、5,000円以下の簡易椅子でも、基本的なリラックス機能は十分です。一方、1万円を超えるものになると、リクライニング機能やオットマン付きなど、追加機能が付いてくることが多いです。ただし、追加機能が本当に必要かどうかは、自分たちの旅のスタイルによって異なります。

私たちの場合、「到着後、30分〜1時間程度のんびり過ごす」というスタイルなので、高機能よりも「すぐに取り出せる」「すぐにしまえる」という利便性を重視しました。

実際に試したおすすめの車中泊椅子

エアーソファーで2way使い!場所に応じた使い分けができる

エアーソファー オットマン付 イス チェア 椅子

エアーソファー オットマン付

価格:4,580円、レビュー評価:準備中

現在、我が家で最も活躍している椅子がこのエアーソファーです。何が優れているかというと、2way使いができる点なんですよね。椅子として使うこともできますし、オットマンを組み合わせるとちょっとした簡易ベッドのようにも使えます。

実際の使い方としては、朝食後は椅子として、景色を眺めながらコーヒーを飲みます。夕方は、足を伸ばしてリラックスモードに。空気を入れるのに少し時間がかかりますが(約5分)、収納時は非常にコンパクトになります。重さも約2kg程度と軽く、毎日の出し入れが苦になりません。

ただし、エアー製品なので「パンク」のリスクがあります。我が家は今のところトラブルはありませんが、長期使用を考えると修理キットを持ち歩くことをお勧めします。

簡易トイレ付きの多機能椅子も視野に

簡易トイレ 水洗式 ポータブルトイレ 10L タンク 取り外し 可能

簡易トイレ 水洗式 ポータブルトイレ

価格:8,500円、レビュー評価:4.0(1件)

これは「椅子」というより「多機能アイテム」なのですが、車中泊の快適性を大きく向上させるものとして紹介したいです。10Lの水タンクを備えた水洗式のポータブルトイレで、電源不要で使用できます。

正直に申し上げると、我が家は道の駅やキャンプ場を選んで泊まることが多いため、このトイレが大活躍するシーンは限定的です。ただし、緊急時や人里離れた場所での宿泊時には、心理的な安心感が大きいんですよね。

妻が「もしもの時のために」と購入を提案してくれたのですが、実際に持っていることで、より自由な場所選びができるようになりました。取り外し可能なタンク設計なので、使用後の清掃も比較的簡単です。

失敗談:高級チェアは車中泊に不向きだった理由

実は、私たちは最初、ちょっと高級なアウトドアチェアに投資していました。当時3万円程度の製品で、キャンプ場で見かけるような、フレームがしっかりしたものです。デザインもおしゃれで、妻も「これなら使いたくなるね」と満足していました。

しかし、実際に車中泊で使用してみると、問題が浮き彫りになりました。

第一の問題は、収納サイズです。折りたたんでも、縦60cm×横15cm程度のスペースが必要でした。我が家のミニバンでは、これを毎日出し入れするのは現実的ではなく、結局、ほぼ出しっぱなしになってしまいました。

第二の問題は、重さと取り出しの手間です。約4kgあり、毎日の出し入れが面倒になってきたんですよね。「今日は疲れたから、椅子を出すのはいいか」という日が増え、結果的に使用頻度が低下してしまいました。

第三の問題は、清潔性です。高級チェアは布張りで、砂やほこりが付きやすく、定期的な清掃が必要でした。車中泊では、毎日異なる環境に移動するため、常に外部からの汚れにさらされています。

結局、このチェアは、妻の実家に置かれることになりました。今思うと、「高級 = 車中泊に適している」ではなく、「シンプル = 快適」という教訓を学びました。

車中泊椅子選びの失敗を避けるコツ

実際に座ってから購入する重要性

オンライン購入は便利ですが、椅子に関しては「返品前提で購入する」くらいの気持ちで臨むべきです。実際に座ってみると、写真では分からない細かい部分が見えてきます。

例えば、背もたれの角度、座面の硬さ、脚の安定性など、個人差が大きいんですよね。私たちの場合、ホームセンターで試座してから購入することにしました。多少手間がかかりますが、失敗を防ぐには必要なステップだと考えます。

妻との快適さの意見の相違をどう解決したか

夫婦で旅をしていると、快適さの感覚に違いが生まれることがあります。妻は「ふかふかで包まれる感じ」が好きですが、私は「しっかりした座面で背筋が伸びる感じ」が好みです。

最初は、それぞれが好みの椅子を欲しいと言い張っていたのですが、スペースと予算の制約を考えると、現実的ではありませんでした。そこで、我々が採用したのは、「2脚の異なるタイプの椅子を用意する」という折衷案です。

エアーソファーと、もう一つ、折りたたみ式の簡易椅子を用意しました。その日の気分や疲れ具合に応じて、二人で使い分けるという方法です。追加コストは発生しますが、夫婦円満には代え難いんですよね。

季節や旅のスタイルで椅子を使い分ける工夫

春から秋にかけては、車外で椅子を使うことが多いため、軽くてコンパクトなエアーソファーが活躍します。一方、冬場は室内で使うことが増えるため、背もたれがしっかりしたタイプが重宝します。

また、海沿いの旅では、砂が付きやすいため、布製より合成皮革製の椅子を選ぶなど、目的地に応じた選択も大切です。

私たちは、季節ごとに椅子の組み合わせを変えることで、常に最適な環境を作り出すよう工夫しています。

おすすめ商品

おすすめ商品1:エアーソファー オットマン付 イス チェア 椅子

エアーソファー オットマン付

価格:4,580円、レビュー評価:準備中

我が家で最も活躍している椅子がこのエアーソファーです。何が優れているかというと、2way使いができる点なんですよね。椅子として使うこともできますし、オットマンを組み合わせるとちょっとした簡易ベッドのようにも使えます。

実際の使い方としては、朝食後は椅子として、景色を眺めながらコーヒーを飲みます。夕方は、足を伸ばしてリラックスモードに。空気を入れるのに少し時間がかかりますが(約5分)、収納時は非常にコンパクトになります。重さも約2kg程度と軽く、毎日の出し入れが苦になりません。

ただし、エアー製品なので「パンク」のリスクがあります。我が家は今のところトラブルはありませんが、長期使用を考えると修理キットを持ち歩くことをお勧めします。コストパフォーマンスに優れており、初心者にも強くお勧めできる一品です。

おすすめ商品2:簡易トイレ 水洗式 ポータブルトイレ 10L タンク 取り外し 可能

簡易トイレ 水洗式 ポータブルトイレ

価格:8,500円、レビュー評価:4.0(1件)

これは「椅子」というより「多機能アイテム」なのですが、車中泊の快適性を大きく向上させるものとして紹介したいです。10Lの水タンクを備えた水洗式のポータブルトイレで、電源不要で使用できます。

正直に申し上げると、我が家は道の駅やキャンプ場を選んで泊まることが多いため、このトイレが大活躍するシーンは限定的です。ただし、緊急時や人里離れた場所での宿泊時には、心理的な安心感が大きいんですよね。

妻が「もしもの時のために」と購入を提案してくれたのですが、実際に持っていることで、より自由な場所選びができるようになりました。取り外し可能なタンク設計なので、使用後の清掃も比較的簡単です。防災用としても、また介護用途としても高い評価を得ているため、多目的な活用が期待できます。

おすすめ商品3:ヴェールプリーツ仮眠カーテン 2枚組

ヴェールプリーツ仮眠カーテン

価格:11,000円、レビュー評価:準備中

椅子の快適性と同じくらい重要なのが、プライバシーと睡眠環境です。このヴェールプリーツ仮眠カーテンは、車中泊時の日中の日差しを遮り、夜間の外部からの視線を防ぐための必須アイテムです。

2枚組で、フロント部分に取り付けることで、居住空間の快適性が劇的に向上します。プリーツ加工により、折りたたみ時もコンパクトに収納でき、取り外しも簡単です。特に女性だけの旅や、人目につきやすい場所での宿泊時には、心理的な安心感が大きいんですよね。

我が家では、朝日で目覚めるのを避けたい時や、強い日差しの中で休みたい時に重宝しています。高級感のある素材感も、車内の雰囲気を向上させてくれます。椅子と組み合わせることで、より快適な車中泊環境が実現できます。

まとめ

車中泊の快適性は、「椅子」という一つのアイテムで大きく変わります。バックパッカー時代は、どこででも寝られることが自慢でしたが、人生100年時代、夫婦で長く旅を続けるには、適切な休息環境が不可欠です。

椅子選びで大切なのは、「高級 = 快適」ではなく、「自分たちの旅のスタイルに合ったものを選ぶ」ということなんですよね。失敗を恐れず、試行錯誤を重ねることで、自分たちにとって最適な組み合わせが見つかります。

妻と二人で、これからも日本中を旅し続けます。その時々で、椅子も進化させていくでしょう。皆さんも、自分たちにぴったりな椅子を見つけて、快適な車中泊ライフを送ってくださいね。

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