関東地方で車中泊を計画すると、最初に気づくのは「都市部に泊まれる場所がほとんどない」ということです。東京23区、横浜、さいたま——大都市圏には道の駅自体がなく、あっても深夜の利用に向いていません。
関東の車中泊は、郊外と山間部に出る旅です。県ごとに道の駅の数も性格もまったく違うので、この記事では各県の事情を整理して、目的別の選び方を案内します。
県別の道の駅事情
神奈川県|道の駅5つ、すべて県西部
道の駅の数が少なく、横浜・湘南エリアにはゼロ。箱根・丹沢方面に集中しています。道の駅 足柄・金太郎のふるさと(95台、2020年開業)と道の駅 清川(70台、丹沢登山拠点)が車中泊の有力候補。2025年にオープンした湘南ちがさきも注目です。
茨城県|道の駅16ヶ所、農業県の充実度
首都圏から最も近い車中泊フィールド。道の駅ごか(広大な駐車場+目の前に銭湯)、まくらがの里こが(県内最大規模)、ましこ(益子焼の里)など、目的に合わせて選べます。
群馬県|関東人気No.1の道の駅がここに
川場田園プラザは関東の道の駅ランキングで常にトップ争い。850台の駐車場、敷地内温泉、スキーの前泊拠点。冬は氷点下ですが、設備の充実度は関東随一です。
栃木県|もてぎとましこ、食と工芸の道の駅
道の駅もてぎ(全国モデル道の駅、ゆず塩ラーメン3連覇)と道の駅ましこ(益子焼)。どちらも車中泊利用者から「静かで良い」と評価されています。日光・那須方面の前泊にも。
→ もてぎの一晩の動き方を詳しく見る
→ ましこの一晩の動き方を詳しく見る
埼玉県・千葉県・東京都
埼玉は秩父方面に道の駅が点在。千葉は南房総エリアに車中泊向きの駅が複数あります。東京都は奥多摩方面に道の駅こすげ(山梨県境)がある程度で、都内での車中泊は現実的ではありません。
静岡は「関東+α」で考える
厳密には中部地方ですが、伊豆半島は関東からの車中泊旅行者が非常に多いエリア。伊東マリンタウン(朝5時温泉)、掛川(セブンイレブン24時間)、朝霧高原(富士山絶景)など選択肢が豊富です。
目的別の選び方
| あなたの目的 | おすすめ | 県 |
|---|---|---|
| 首都圏から最短で泊まりたい | ごか | 茨城 |
| 温泉を敷地内で済ませたい | 川場田園プラザ | 群馬 |
| 益子焼と朝の卵かけご飯 | ましこ | 栃木 |
| 箱根・丹沢の前泊 | 足柄 or 清川 | 神奈川 |
| 伊豆の朝日と温泉 | 伊東マリンタウン | 静岡 |
| 富士山を車内から見たい | 朝霧高原 | 静岡 |
関東の車中泊は、都心を離れた瞬間から始まります。1時間走れば景色が変わり、2時間走れば別世界。その「ちょうどいい遠さ」が、週末の車中泊を気軽にしてくれる関東の強みです。



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