オートキャンプ場での車中泊を快適に!実際に泊まって分かった選び方と必需品

子どもたちが独立してから、妻と一緒にミニバンで日本中を旅するようになりました。バックパッカー時代とは違う、ゆっくりとした旅のペースが心地よいんですよね。最近は単なる観光地巡りではなく、オートキャンプ場での車中泊にハマっています。普通の野宿やパーキングエリアでの仮眠とは異なり、オートキャンプ場なら設備が整っていて、初心者でも安心して快適に過ごせるんです。この記事では、実際に何度も泊まって分かった、オートキャンプ場選びのコツと、車中泊を快適にするための工夫をご紹介します。

オートキャンプ場での車中泊とは?普通のキャンプ場との違いを解説

オートキャンプ場とは、車を駐車したまま泊まれるキャンプ場のことです。テント設営が不要で、ミニバンやキャンピングカーに乗ったまま過ごせるのが最大の特徴。一方、一般的なキャンプ場は、サイト内にテントを張るスペースが用意されているだけで、車は駐車場に停めておくというスタイルが多いんですよね。

オートキャンプ場では、各サイト(駐車スペース)に直接車を停めるため、荷物の出し入れが非常に楽です。また、トイレやシャワー、炊事棟といった共有施設が充実していることがほとんど。さらに、電源サイトが用意されている場所も多く、車内で家電製品が使えるようになります。いやはや、こうした設備の充実ぶりには本当に驚きました。

オートキャンプ場が車中泊に最適な理由

オートキャンプ場が車中泊に最適な理由は、まず設備面でのメリットが大きいからです。トイレは常に清潔に管理されていますし、シャワーやお風呂が使える施設も珍しくありません。妻と二人で旅をしていると、特に女性にとって安心できる環境というのは非常に重要なんです。

さらに、管理人さんが常駐していることが多いため、何かトラブルが起きたときも対応してもらえます。野宿では得られない安心感ですね。また、同じようにオートキャンプ場に泊まっている旅人たちとの出会いも素敵です。朝日が昇る中でコーヒーを飲みながら、隣のサイトの方と旅の話をするなんて、これまでの人生経験の中でも特別な時間になっています。

設備が充実しているから初心者にも安心

車中泊初心者の方にこそ、オートキャンプ場をお勧めします。理由は、失敗のリスクが低いからです。例えば、トイレの場所が分からないとか、夜間に何か起きたときにどうしたらいいか分からない、といった不安がありますよね。オートキャンプ場なら、そうした心配がほぼありません。

また、電源が使える施設なら、冬場でも暖房器具が使えますし、夏場なら扇風機やポータブルクーラーで快適に過ごせます。初心者の方が野宿で失敗しやすいのは、季節による気温変化への対応不足です。オートキャンプ場の電源設備があれば、そうした心配も軽減できるんですよね。

車中泊向けオートキャンプ場を選ぶときの5つのポイント

オートキャンプ場は全国に数百カ所あり、それぞれ特徴が異なります。我が家が何度も泊まって分かった、選ぶときの重要なポイントをご紹介します。

電源サイトの有無を最優先にチェック

オートキャンプ場選びで最も重要なのが、電源サイトの有無です。電源があるかないかで、車中泊の快適さが劇的に変わります。我が家の場合、季節を問わず電源サイトを探すようにしています。

電源があれば、冬場の暖房、夏場の扇風機、スマートフォンやノートパソコンの充電、さらには小型の冷蔵庫まで使用可能です。妻が旅先でブログを更新するときも、電源があれば作業がはかどりますし、夜間に読書をするためのLEDライトも気兼ねなく使えます。

料金としては、電源なしのサイトが1泊3,000〜5,000円程度に対して、電源ありのサイトは5,000〜8,000円程度になることが多いです。少し割高ですが、その価値は十分にあります。予約時には必ず「電源サイト」と明記されているか確認しましょう。

トイレ・シャワー施設の質で快適さが決まる

次に重要なのが、トイレとシャワー施設の質です。これは実際に訪れてみないと分からない部分が多いんですよね。

良いオートキャンプ場のトイレは、毎日複数回清掃されており、便座も温かく、トイレットペーパーも十分に備えられています。一方、管理が行き届いていない施設だと、トイレが汚れていたり、トイレットペーパーがなかったりすることもあります。これは本当にストレスです。

シャワーについても同様で、お湯の出が良く、清潔に保たれていることが重要です。我が家は旅の疲れを癒すために、毎晩シャワーを浴びるようにしているので、シャワー施設の質は妥協できません。事前にGoogleマップやキャンプ場の口コミサイトで、施設の写真や評価を確認することをお勧めします。

ペット同伴や家族向けなど、施設の特徴を確認する

オートキャンプ場によって、ターゲットとしている利用者が異なります。ペット同伴可能な施設もあれば、子ども向けの遊具が充実している施設もあります。

我が家は現在、妻と二人だけなので、静かな環境を好みます。そのため、ペット同伴OKで、かつ子ども向けのイベントが多い施設は避けるようにしています。一方、孫が遊びに来るときは、子ども向けの施設が充実した場所を選びます。

また、一部のオートキャンプ場では、焚き火が禁止されていたり、BBQが限定されていたりすることもあります。自分たちのスタイルに合った施設を選ぶことが、快適な車中泊につながるんですよね。

料金相場と予約システムを事前に把握する

オートキャンプ場の料金は、地域や季節によって大きく異なります。一般的な相場は以下の通りです:

  • 通常期(平日・オフシーズン):3,000〜5,000円/泊
  • 繁忙期(土日祝日・GW・お盆・紅葉時期):6,000〜10,000円/泊
  • 電源サイト追加料金:1,000〜2,000円/泊

我が家は、できるだけ繁忙期を避けて平日に泊まるようにしています。そうすることで、料金を抑えられるだけでなく、サイトも空いているので、より静かな環境で過ごせるんですよね。

予約システムについては、施設によって異なります。電話での予約のみの施設もあれば、インターネット予約に対応している施設もあります。人気の施設は、繁忙期の予約が埋まりやすいので、早めの予約が必須です。

実際に泊まって感じた、オートキャンプ場での車中泊の魅力と失敗談

外部電源があると生活の質が劇的に変わる

電源サイトの素晴らしさは、実際に使ってみると本当に分かります。我が家が最初にオートキャンプ場の電源サイトに泊まったときのことです。

それまで野宿や一般的なパーキングエリアに泊まっていた我が家にとって、車内でAC100Vの電源が使えるというのは、まさに革命的でした。妻が愛用している小型のポータブル冷蔵庫を使えるようになり、新鮮な食材を保存できるようになったんです。また、朝日が昇る前の暗い時間帯でも、LED照明を明るくして朝食の準備ができるようになりました。

さらに、冬場の旅では小型のセラミックヒーターを使って、車内を20℃前後に保つことができるようになりました。これまでは冬の車中泊は避けていたのですが、電源があれば冬場の旅も可能になったんですよね。実際、今年の冬は奈良県や京都府の紅葉を見に行き、朝日の中で温かい飲み物を飲みながら景色を楽しみました。

予想外のトラブル:サイトの地面の状態で寝心地が変わった話

オートキャンプ場での車中泊で、我が家が経験した失敗談があります。それは、サイトの地面の状態による寝心地の悪さです。

ある施設に泊まったときのことですが、サイトが砂利と土が混ざった地面だったんです。我が家のミニバンは足回りがしっかりしていないため、地面の凹凸がダイレクトに車内に伝わってきて、夜中に何度も目が覚めてしまいました。いやはや、この経験から、事前にサイトの地面の状態を確認することの重要性を学びました。

その後、我が家は予約前に、施設のホームページやGoogleマップのストリートビューで、サイトの地面の状態を確認するようにしています。できれば、アスファルトやコンクリート舗装されたサイトを選ぶと、寝心地が良いですね。また、サイトに到着したときに地面が濡れていないか、凹凸がないかを確認することも大切です。

夫婦で過ごす静かな朝の時間が何物にも代え難い

オートキャンプ場での車中泊で、我が家が最も大切にしているのが、朝の時間です。

夜中に雨が降っていても、朝になると空が晴れることが多いんですよね。そんな朝、妻と一緒に車外に出て、温かいコーヒーを飲みながら周囲の景色を眺める。その時間が、何物にも代え難いんです。

バックパッカー時代は、一人で旅をしていたので、こうした時間を共有する相手がいませんでした。でも今は、妻と一緒に同じ景色を見て、同じコーヒーを飲む。時々、言葉を交わさず、ただ一緒にいるだけの時間もあります。子どもたちが独立してから、こうした夫婦の時間が増えたことは、本当に幸せなことだと感じています。

オートキャンプ場は、そうした特別な時間を過ごすのに最適な場所なんですよね。

車中泊を快適にするおすすめ商品・装備

おすすめ商品1:HONDA ホンダ 純正 外部電源入力キット AC100V/最大1500W

HONDA ホンダ 純正 外部電源入力キット

価格:35,530円 / レビュー評価:4.0(1件)

ホンダのN-VANやN-VAN Eをお持ちの方には、この外部電源入力キットが本当におすすめです。我が家のミニバンはホンダ製ではありませんが、同様の商品を使用しており、その便利さは格別です。

このキットを使えば、オートキャンプ場の外部電源コンセントから、最大1500Wの安定した電力を車内に供給できます。付属の5mケーブルで、サイトのコンセントから車まで接続するだけで、小型冷蔵庫、セラミックヒーター、扇風機、ノートパソコンなど、様々な家電が使用可能になるんです。

我が家が最初に外部電源を使ったときの感動は今でも覚えています。それまでは、スマートフォンの充電も車のバッテリーから行っていたため、長時間の使用が難しかったのですが、この装置があれば、バッテリーの消費を気にせず、快適に過ごせるようになりました。ホンダ車をお持ちでしたら、ぜひ検討してみてください。

おすすめ商品2:【ふるさと納税】施設内サイト利用券 オートリゾートinはぎビレッジ

オートリゾートinはぎビレッジ 利用券

価格:9,000円 / レビュー評価:未評価

茨城県高萩市のふるさと納税返礼品として提供されている、オートリゾートinはぎビレッジの利用券です。9,000円の寄付で、2,500円×1枚の利用券が返礼されるため、実質的には相当お得な内容となっています。

このオートリゾートinはぎビレッジは、ペット同伴が可能で、大型キャンピングカーにも対応した広々としたサイトが特徴です。茨城県は首都圏からのアクセスが良く、週末の旅に最適な場所ですね。ふるさと納税を活用することで、実質的な負担を減らしながら、オートキャンプ場での車中泊を楽しむことができます。

我が家も、各地のふるさと納税返礼品を活用して、様々なオートキャンプ場を試しています。こうした制度を活用することで、新しい施設を試す敷居が下がり、より多くの場所を訪問できるようになりました。特にペット同伴可能な施設は、今後孫たちと一緒に泊まるときに役立つと思います。

その他、あると便利な車中泊グッズ

外部電源入力キット以外にも、オートキャンプ場での車中泊を快適にするグッズがあります。

ポータブルクーラーボックスは、電源があれば小型冷蔵庫として活躍します。我が家は20Lサイズのものを使用していますが、毎日の食材保存に欠かせません。

LED照明も重要です。小型のLED懐中電灯や、ランタン型のLED照明があれば、車内の明るさを自由に調整できます。夜間のトイレへの移動時にも便利ですね。

断熱シートは、冬場の車内温度低下を防ぐのに役立ちます。窓に取り付けるだけで、かなり効果があります。

モバイルバッテリーも複数個持っておくと、スマートフォンやタブレットの充電に安心です。特に旅先で写真をたくさん撮る方には必須アイテムですね。

まとめ:オートキャンプ場は車中泊の新しい選択肢

オートキャンプ場での車中泊は、単なる宿泊の手段ではなく、新しい旅のスタイルそのものです。電源設備が整い、トイレやシャワーが清潔に管理されているため、初心者でも安心して楽しめます。

我が家が何度も泊まって分かったのは、オートキャンプ場の選び方が、その後の旅の質を大きく左右するということです。電源の有無、施設の清潔さ、地面の状態など、事前のリサーチが重要です。そして、妻と一緒に朝日の中でコーヒーを飲む時間は、どんな高級ホテルでも得られない体験なんですよね。

これからオートキャンプ場での車中泊を始める方は、ぜひこの記事を参考にしながら、自分たちに合った施設を探してみてください。新しい世界が広がると思いますよ。

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