妻と一緒に車中泊の旅を始めてから、もう3年が経ちました。バックパッカー時代とは違い、今は日本国内をゆっくり巡るスタイルが定番です。ただ、最初の頃は「夜中に腰が痛くなる」「肩がこる」といった悩みが絶えませんでした。その原因は、ミニバンの後部座席にある「段差」だったんです。いやはや、こんな小さなことが睡眠の質を大きく左右するとは思いませんでした。この記事では、3年間の試行錯誤を経て辿り着いた「段差解消マット選びの秘訣」をお伝えします。
- 車中泊で段差が問題になる理由とは?
- 段差解消マットの種類と特徴を徹底比較
- 実際に試したおすすめ段差解消マット3選
- おすすめ商品1:インフレータブルフラットマットS 車マット シートクッション フラットクッション 段差解消マット すきまクッション シートフラットマット 車中泊用マット 車中泊
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- 段差解消マット選びで失敗しないための5つのポイント
- DIY派向け:段差解消マットを自作する方法
- 車中泊初心者が見落としがちな段差解消マット活用術
- まとめ
車中泊で段差が問題になる理由とは?
ミニバンやセダンの後部座席の段差が睡眠の質を左右する
車中泊を始めた当初、私たちは「寝られればいいか」くらいの気持ちでいました。しかし、実際に後部座席を寝床にしてみると、すぐに問題が浮き彫りになります。ほとんどの車は、後部座席を倒しても完全にフラットにはならず、どうしても段差が残るんですよね。
特にミニバンは、後部座席と荷室の間に5~10cm程度の段差があることがほとんどです。セダンの場合は、後部座席の背もたれ部分が段差を作ります。この段差の上に寝ると、体が不自然な形で支えられることになり、朝目覚めた時に「なんか体が痛い」という状態になってしまうんです。
妻も最初は「気のせいだ」と言っていたのですが、2週間連続で車中泊をした時に「やっぱり段差のところが痛い」と白旗を上げました。そこから本格的に段差解消マットの研究が始まったわけです。
段差があると腰痛や肩こりの原因に
段差がある状態で寝ると、体重が均等に分散されません。特に腰の部分が段差に引っかかると、背骨が不自然にカーブしたままになります。これが毎晩続くと、本当に腰痛につながるんですよね。
私の場合、最初の3ヶ月間は毎朝「あ、腰が痛い」という状態でした。若い頃のバックパッカー時代は、テント内の硬い地面に寝ても平気だったのに、年を取ると体が正直になります。妻も同様で、肩こりが悪化したと言っていました。
医学的には、睡眠中に脊椎が歪んだ状態が続くと、筋肉が緊張したままになり、翌朝の痛みにつながるとのことです。つまり、段差解消は単なる「快適さの問題」ではなく、「健康管理の問題」なんです。
妻との旅で「ここだけが不快」という悩みを解決したきっかけ
ある時、妻が「景色は最高だし、旅も楽しいんだけど、寝る時だけが不快なんだよね」とポツリと言ったんです。その一言が、私を行動に駆り立てました。
バックパッカー時代は、旅の不快さも含めて「旅の一部」だと思っていました。でも、今は違います。妻と一緒に楽しむ旅だからこそ、快適さも大事にしたいという気持ちが強くなっていたんでしょう。
そこで、ホームセンターやネットショップで段差解消マットについて調べ始めました。最初は「何か敷けばいいか」くらいの軽い気持ちでしたが、調べていくうちに、段差解消マットにも様々な種類があることに気づきました。
段差解消マットの種類と特徴を徹底比較
インフレータブルタイプ(空気式)の利点と注意点
インフレータブルタイプは、空気を入れて膨らませるマットです。最大の利点は「軽い」「コンパクト」「価格が安い」という3点。特に、複数の場所に移動しながら車中泊をする人には、収納性の面で大きなメリットがあります。
我が家で最初に購入したのも、このインフレータブルタイプでした。価格は2,000円前後と手頃で、「試してみるにはちょうどいいな」という判断でした。実際に使ってみると、空気を入れるのに3~5分かかりますが、その後の寝心地は思った以上に良好でした。
ただし、注意点もあります。空気式なので、気温が低い時期には「朝起きたらマットの空気が少し抜けている」という現象が起きます。これは、気温が下がると空気が縮小するためです。また、走行中に振動でマットが動いてしまうこともありました。さらに、長期間使用していると、空気が徐々に抜けるようになり、1~2年で買い替えが必要になることが多いんですよね。
クッションタイプ(固定式)の選ぶべきポイント
クッションタイプは、ウレタンフォームや高反発素材を使った固定式のマットです。空気式と違い、一度設置すれば「ずっと同じ状態」という安定性が最大の魅力です。
このタイプを選ぶ時の最大のポイントは「厚み」です。一般的には、5~10cm程度の厚みがあるものが、段差解消と快適性の両面でバランスが取れています。厚すぎると、かえって寝返りが打ちにくくなりますし、薄すぎると段差解消の効果が薄れます。
素材についても、通気性が良いかどうかは重要です。特に夏場の車中泊では、湿度がこもりやすいため、通気性の悪いマットを選ぶと、朝起きた時に不快な湿度を感じることになります。
車種別対応マットで失敗しない選び方
ここが本当に大事なポイントなんですよね。段差解消マットは、車種によって形状が大きく異なります。我が家のミニバンと、友人のセダンでは、段差の位置も形状も全く違うんです。
一般的なミニバン(ホンダ・ステップワゴンやトヨタ・ノアなど)は、後部座席と荷室の間に段差があるため、横長のマットが必要です。一方、セダンの場合は、後部座席の背もたれが段差を作るため、より複雑な形状のマットが必要になります。
購入前に「自分の車に対応しているか」を確認することは、失敗を避ける上で絶対条件です。ネットショップでは、「日産キャラバン対応」「レクサスNX対応」といった具合に、車種が明記されている商品が多くあります。このような車種別対応マットを選ぶことで、ぴったりフィットするマットが手に入ります。
実際に試したおすすめ段差解消マット3選
おすすめ商品1:インフレータブルフラットマットS 車マット シートクッション フラットクッション 段差解消マット すきまクッション シートフラットマット 車中泊用マット 車中泊
価格:1,980円 | レビュー評価:1.0(1件)
我が家で最初に購入したのがこの商品です。価格が手頃で、「まずは試してみたい」という初心者にぴったりです。空気を入れるのに付属のポンプを使いますが、3~5分で完成します。
実際に使ってみた感想としては、「値段の割に悪くない」というのが率直な印象でした。寝心地も及第点で、1泊2日の短い旅行であれば十分に活躍します。ただし、空気式なので気温変化に影響を受けやすく、朝方に空気がやや抜けていることが数回ありました。また、1年半使用していると、空気の抜けが顕著になってきたため、買い替えを検討中です。
コストパフォーマンスで言えば、「試験的に購入するなら最高の選択肢」だと思います。
おすすめ商品2:【ポイント10倍 送料無料】日産 キャラバン?NV350 車中泊マット 車中泊 後部座席マット マットレス 折りたたみ式 車用ベッド アウトドア キャンプ 仮眠 マット 車載 段差解消マット シートフラットクッション WeCar
価格:7,480円 | レビュー評価:未評価(新商品)
友人がキャラバンで車中泊をしているのですが、この商品を購入したと聞いて、実物を見させてもらいました。いやはや、値段が3倍以上ですが、品質は全く違いますね。
ウレタンフォーム素材で、固定式のため「毎回セットアップする手間がない」という大きなメリットがあります。キャラバンの後部座席と荷室の段差に完璧にフィットし、まるでオーダーメイドのようです。厚みがあるので、寝心地も格段に良く、友人は「これで腰痛がほぼ解消された」と喜んでいました。
車種別対応なので、キャラバンユーザーには本当におすすめです。初期投資は高いですが、5年以上使えることを考えると、コストパフォーマンスは実は悪くありません。
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価格:7,480円 | レビュー評価:未評価(新商品)
セダンタイプの車に対応したマットも、同じWeCar社から販売されています。レクサスNXシリーズ向けのこの商品は、セダンの後部座席の複雑な形状に対応した設計になっています。
セダンで車中泊をする場合、後部座席の背もたれが邪魔になることが多いのですが、このマットはそれを考慮した立体的な形状になっているんですよね。実際に展示会で試してみたのですが、後部座席全体が本当にフラットになり、「これならセダンでも快適に寝られる」と感じました。
素材も高反発で、通気性も良さそうです。セダンユーザーで車中泊を考えている人には、強くおすすめできる一品です。
段差解消マット選びで失敗しないための5つのポイント
自分の車のサイズを正確に測定することの大切さ
これは本当に重要です。我が家で一度失敗したことがあるんですよね。ネットショップで「ミニバン対応」と書かれたマットを購入したのですが、実際に設置してみると、微妙に寸法が合わず、端の部分が浮いてしまったんです。
結局、そのマットは使わず、別の商品を購入することになってしまいました。お金も無駄になりましたし、妻にも「ちゃんと測ってから買わないからだ」と言われてしまいました。
今は、購入前に必ず自分の車の後部座席と荷室の寸法を測ります。具体的には、「後部座席の幅」「後部座席から荷室の奥行き」「段差の高さ」の3つを測定しています。このデータを持っていると、ネットショップのレビューを読む時に「本当にこの商品は自分の車に合うか」を判断できるようになります。
素材の耐久性と清潔さを保つコツ
段差解消マットは、毎晩体が接する場所なので、衛生面も重要です。特に夏場は、汗をかくことが多いため、素材の通気性と清潔さの維持が大事になります。
ウレタンフォーム素材のマットの場合、表面が布張りになっていることが多いので、定期的に掃除機をかけたり、濡れたタオルで拭いたりすることが重要です。我が家では、月に1回程度、マットを車から出して、日干しをしています。これだけで、カビやダニの繁殖をかなり抑えられます。
空気式のマットの場合は、使用後に空気を抜く前に、軽く拭いておくと、長持ちします。
厚みと硬さのバランスが快適性を決める理由
マットの快適性は、厚みと硬さのバランスで決まります。厚すぎると、寝返りが打ちにくくなり、かえって疲れてしまいます。薄すぎると、段差の解消効果が薄れ、硬い床の感触が残ります。
一般的には、5~8cm程度の厚みで、かつ「適度な反発力がある」というのが、多くの人にとって快適なバランスだと思います。我が家のミニバン用に購入した固定式マットは、7cm厚で、硬さは「ちょっと押すと沈むが、寝転ぶと体を支えてくれる」という感じです。これが、我が家にとって最適なバランスだと感じています。
コストパフォーマンスと耐用年数のバランス
安い商品と高い商品では、耐用年数が大きく異なります。2,000円のインフレータブルマットは、1~2年で買い替えが必要になりますが、7,000円台の固定式マットは、5年以上使えることが多いです。
つまり、「初期投資」だけで判断するのではなく、「年あたりの費用」で考える必要があるんですよね。2年ごとに2,000円のマットを買い替えるのと、5年使える7,000円のマットを1回購入するのでは、後者の方が経済的です。
ただし、「試験的に購入したい」「複数の車を持っている」といった場合は、安い商品から始めるのも良い選択肢だと思います。
実際に寝てみて試す重要性
これは、ネットショップでの購入が難しい点です。できれば、展示会やショールームで実物を見て、実際に寝てみることをおすすめします。我が家も、最初は友人の家で友人のマットを試させてもらい、「この寝心地なら購入する価値がある」と判断してから、自分たちのマットを購入しました。
ただ、そういった機会がない場合は、レビューを参考にしたり、返品可能な商品を選んだりするという工夫が必要です。
DIY派向け:段差解消マットを自作する方法
ホームセンターで揃う材料と費用(実例:約3,000円)
バックパッカー時代の「DIY精神」が蘇ったのか、私は一度、段差解消マットを自作してみました。結論から言うと、「完全な成功ではなかったが、学ぶことは多かった」という感じです。
ホームセンターで購入した材料は以下の通りです。
- 高反発ウレタンフォーム(厚さ5cm、サイズ:100cm×200cm):1,500円
- 布張り素材(表面用):500円
- 接着剤:300円
- 滑り止めシート:400円
- その他工具・消耗品:300円
合計:約3,000円
妻と一緒に作った自作マットの工夫
ウレタンフォームを自分の車の寸法に合わせてカットし、表面に布を張り、裏面に滑り止めシートを貼るという流れで製作しました。妻も手伝ってくれて、まるで「DIYの家族プロジェクト」のような雰囲気になりました。
工夫としては、「段差の形状に合わせて、ウレタンフォームを斜めにカットする」という点です。これにより、より自然な形で段差を解消できます。また、布を張る時に「通気性の良い素材」を選ぶことで、湿度がこもりにくいようにしました。
完成後、実際に寝てみると、「ちゃんと機能している」という感じで、妻も「意外と寝心地いいね」とコメントしてくれました。
既製品との比較と意外な落とし穴
ただし、自作マットには落とし穴もありました。最大の問題は、「耐久性が既製品より劣る」ということです。3ヶ月ほど使用していると、布張り部分が少しほつれ始め、1年経つと、ウレタンフォーム自体が少し潰れてきました。
また、「完全にフィットさせるのが難しい」という点も、想定外でした。既製品のように、完璧に段差を埋めることができず、わずかな隙間が生じてしまいました。
結論として、「DIYは楽しいし、学ぶことも多いが、快適性と耐久性を求めるなら既製品の方が優れている」というのが、我が家の見解です。ただし、「試験的に作ってみたい」「自分の車に完璧にフィットするものを作りたい」という人には、DIYも良い選択肢だと思います。
車中泊初心者が見落としがちな段差解消マット活用術
マットの下に敷く工夫で快適性がさらに向上
段差解消マットの下に、さらに別のシートを敷くという工夫があるんですよね。我が家では、マットの下に「銀色の断熱シート」を敷いています。
これにより、以下の効果が得られます。
-
冬場の冷気を遮断する:車の床は金属なので、冬場は非常に冷たいです。断熱シートを敷くことで、この冷気を大幅に軽減できます。
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夏場の熱を反射する:銀色のシートが太陽光を反射するため、車内の温度上昇を抑えられます。
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マットの下の湿度を吸収する:車の床面は朝方に結露することが多いのですが、断熱シートがこれを吸収してくれます。
この工夫により、季節を問わず快適な寝心地が実現できます。
湿度対策と通気性の重要性
車中泊の大敵は「湿度」です。特に、雨の日や朝方は、車内の湿度が80%を超えることもあります。段差解消マットは、この湿度を吸収しやすいため、定期的な湿度対策が必要です。
我が家では、以下の対策をしています。
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就寝時に小さな通気口を開ける:完全に密閉するのではなく、わずかな隙間を作ることで、空気の流れを作ります。
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朝起きたらすぐに窓を開ける:これにより、マットに吸収された湿度を放出できます。
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定期的に日干しする:月に1回程度、マットを車から出して、日干しすることで、湿度をリセットします。
これらの対策により、カビやダニの繁殖を防ぎ、マットの寿命を延ばすことができます。
収納スペースの効率化テクニック
固定式のマットは、常に車に設置したままにすることが多いため、収納スペースを圧迫します。我が家では、以下の工夫をしています。
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マットの上に荷物を積む:就寝時以外は、マットの上に荷物を積むことで、スペースを有効活用します。
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折りたたみ式のマットを選ぶ:商品によっては、折りたたみ可能なものもあります。これにより、使用時と非使用時で、スペースの使い分けができます。
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マットの厚さを考慮した荷物配置:マットの厚さ分、荷物の積載高さが上がるため、天井までの距離を考慮して荷物を配置します。
これらの工夫により、限られた車内スペースを有効活用できます。
まとめ
車中泊における段差解消マットは、単なる「快適さのための道具」ではなく、「睡眠の質と健康を守るための必須アイテム」だと、3年間の経験から強く感じています。最初は「何か敷けばいいか」という軽い気持ちでしたが、今では「自分たちの旅を支える大切なパートナー」だと思っています。
自分の車の寸法を正確に測定し、予算と用途に合わせて、インフレータブルタイプか固定式タイプかを選ぶ。そして、実際に試して、自分たちにとって最適なものを見つける。これが、段差解消マット選びの基本です。
妻と一緒に日本中を旅する時間は、本当に貴重です。その時間を、より快適で、より健康的なものにするために、段差解消マット選びに真摯に向き合うことは、決して無駄ではないんですよね。これからも、妻と一緒に、快適な車中泊の旅を続けていきたいと思います。

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