掛川の道の駅で車中泊!実際に泊まって分かった魅力と注意点

妻と共に全国の道の駅を巡る車中泊の旅も、もう3年目に入りました。今回ご紹介する静岡県の「道の駅 掛川」は、実は二度目の訪問なんですよね。一度目の訪問時には気づかなかった魅力が、二度目で見えてきたんです。茶どころとして知られる掛川は、単なる通過点ではなく、立ち止まって味わう価値のある場所でした。この記事では、実際に泊まって分かった掛川の道の駅の真の姿と、初心者が陥りやすい落とし穴についてお伝えします。

掛川の道の駅とは?基本情報をチェック

施設の概要と車中泊の可否

道の駅 掛川は、静岡県掛川市にある国道1号線沿いの施設です。東名高速道路の掛川ICからも近く、東京と大阪を結ぶ幹線道路上に位置しているため、アクセスは非常に良好です。

この道の駅は、24時間の車中泊が可能という点が最大の魅力です。いやはや、驚きました。実は全国の道の駅の中でも、夜間の駐車を明確に禁止していない施設は意外と少ないんですよね。掛川はその数少ない選択肢の一つなんです。駐車スペースは広めで、普通車であれば停めやすい設計になっています。ただし、ハイシーズンの休日は満車になることもあるため、事前の下調べが重要です。

施設内には、トイレ、手洗い場、自動販売機が完備されています。トイレは24時間利用可能で、清潔に保たれており、車中泊者にとっては心強い限りです。

アクセス情報と周辺環境

所在地:静岡県掛川市下土方(国道1号線沿い)

アクセス
– 東名高速道路 掛川ICから約5km、車で約10分
– 東京方面からは約150km(約2時間半)
– 大阪方面からは約250km(約4時間)

周辺環境としては、国道1号線沿いということもあり、コンビニ、ガソリンスタンド、飲食店が充実しています。妻と訪れた際も、「食事に困ることはなさそうね」と安心していました。特に朝食については、施設内の売店でおにぎりやパンが販売されており、わざわざ外に出る必要がありません。

また、掛川駅まで車で約15分ほどの距離にあり、公共交通機関を利用した観光も可能です。

営業時間と利用料金

道の駅 掛川は、24時間営業で、駐車料金は無料です。これは本当にありがたい。バックパッカー時代の経験から言えば、旅の費用を抑えることは、より多くの場所を巡るための必須条件なんですよね。

売店の営業時間は通常8:00~19:00(季節により変動)で、レストランは11:00~15:00(営業日限定)となっています。ただし、詳細は季節や曜日により異なる可能性があるため、訪問前に公式サイトで確認することをお勧めします。

車中泊で実感した掛川の道の駅の魅力

茶どころ掛川ならではのグルメが充実

掛川といえば、全国有数の茶の産地です。この道の駅でも、その特色が存分に活かされています。

売店には、掛川茶を使った様々な商品が並んでいます。緑茶のもちろんのこと、茶を使ったお菓子、茶そば、さらには珍しい茶ラーメンまで販売されていました。妻が購入した「掛川茶のシフォンケーキ」は、素朴ながら深い風味で、朝食時に最適でした。

レストランでは、掛川茶を活用した限定メニューが提供されることもあります。私たちが訪れた際には「茶そば定食」(850円程度)が提供されており、地元の味を堪能することができました。このような地域の特産物を活かしたグルメは、その土地を理解する上で非常に重要だと考えています。

夜間も静かで熟睡できる環境

車中泊をする上で、睡眠の質は非常に重要です。国道1号線沿いということで、夜間の交通音が心配でしたが、実際に泊まってみると、予想以上に静かでした。

おそらく、駐車スペースが国道から少し奥まった位置にあるためだと思われます。また、深夜の交通量も、私たちが想像していたほど多くはありませんでした。朝5:00に目を覚ましたとき、妻は「よく眠れた」と満足げな表情でした。

ただし、季節や曜日によっては、トラックの出入りが多い時間帯があるかもしれません。初めての訪問時は、耳栓を持参することをお勧めします。

朝日の景色と朝食スポットの充実

バックパッカー時代、私は朝日を見ることを習慣にしていました。その習慣は今も変わらず、車中泊の旅でも朝日は欠かせない要素です。

掛川の道の駅からは、東方向に開けた視界が広がっており、朝日の景色は素晴らしいものでした。特に、季節が秋から冬に移る時期の朝日は、空全体をオレンジ色に染め、思わず妻を起こしてカメラに収めたほどです。

朝食については、施設内の売店で購入できるおにぎり、パン、ドリンクで十分です。私たちは毎回、掛川茶とおにぎりで朝食を済ませ、その後、朝日を眺めながらゆっくり時間を過ごすのが習慣になりました。

車中泊初心者が押さえるべき注意点と失敗談

トイレ・水道の位置を事前に確認する大切さ

ここで、私たちが経験した失敗談をお話しします。初めて掛川を訪れた際、妻がトイレの位置を確認せず、夜間に困ったことがあるんですよね。

駐車スペースからトイレまでの距離は、実際に歩いてみると想像以上に遠いことがあります。特に夜間は、懐中電灯が必要になることもあります。初心者の方は、到着後すぐに、トイレ、手洗い場、自動販売機の位置を確認することを強くお勧めします。

また、手洗い場も複数ありますが、夜間に全てが利用可能かどうかは確認が必要です。私たちは今では、到着後に妻と一緒に施設内を一周し、全ての設備の位置を把握することにしています。

混雑時期の駐車スペース確保の工夫

掛川の道の駅は、ゴールデンウィーク、お盆、正月などの混雑時期には、駐車スペースが満車になることがあります。特に土曜日の夜間は要注意です。

混雑を避けるためには、平日の訪問、または早めの時間帯(15:00頃まで)の到着をお勧めします。私たちは、事前に天気予報と混雑予想をチェックし、比較的空いている日程を選ぶようにしています。

もし到着時に満車だった場合は、無理に停車せず、近隣の別の道の駅や駐車場を利用することが重要です。マナー違反は、道の駅全体の評価を下げ、将来の車中泊者にも迷惑をかけることになります。

マナー違反を避けるための心構え

車中泊が可能な施設だからこそ、マナーを守ることが重要です。私たちが心がけていることは以下の通りです:

エンジンをかけない:夜間のエアコンやヒーターの使用は、周囲の車に迷惑をかけます。季節に応じた服装や寝具で対応します。

騒音を出さない:深夜や早朝の出入りは、極力静かに行います。

ゴミを持ち帰る:施設内のゴミ箱に捨てるのではなく、自分たちのゴミは自分たちで処理します。

長時間の占有を避ける:通常、道の駅での車中泊は1泊程度が目安です。複数泊する場合は、事前に施設管理者に確認することをお勧めします。

環境に配慮し、マナーを守ることは、バックパッカー時代に学んだ最も大切な教訓の一つです。

掛川周辺の観光スポットと立ち寄り情報

掛川城と城下町の散策

道の駅 掛川から車で約10分の位置に、掛川城があります。この城は、江戸時代の建造物を忠実に復元したもので、静岡県を代表する観光地の一つです。

掛川城への入場料は、大人550円、小人150円(2024年現在)で、営業時間は9:00~17:00です。城の周辺には、城下町の雰囲気が残る商店街があり、散策するだけでも十分に楽しめます。妻は特に、城下町の和菓子屋で購入した「掛川最中」が気に入り、その後の旅でも「掛川の最中、また食べたいな」と言っていました。

掛川花鳥園でのんびり過ごす

掛川花鳥園は、花と鳥をテーマにした施設で、道の駅から車で約15分の位置にあります。入園料は大人1,100円、小人550円で、営業時間は9:00~17:00(季節により変動)です。

この施設の特徴は、鳥たちとの距離が非常に近いことです。ペンギン、フクロウ、孔雀など、様々な鳥類を観察できます。妻は、こういった施設でのんびり時間を過ごすことが好きで、私たちは毎回、掛川を訪れる際に立ち寄るようにしています。

地元の温泉施設で疲れを癒す

掛川周辺には、複数の温泉施設があります。特に「掛川温泉」は、地元で人気が高く、入浴料は通常500~800円程度です。

車中泊の旅では、温泉での入浴は、身体の疲れを取るだけでなく、心もリフレッシュできる重要な要素です。私たちは、掛川を訪れた際には、必ず温泉に立ち寄ることにしています。妻も「温泉に浸かると、旅の疲れが一気に取れる」と言っており、これは本当に大切な時間なんですよね。

道の駅 掛川を拠点にした車中泊旅のおすすめプラン

1泊2日で満喫するコース

1日目
– 15:00 道の駅 掛川到着・駐車
– 15:30 掛川城と城下町を散策(約2時間)
– 18:00 温泉施設で入浴
– 19:00 道の駅内のレストランで夕食
– 21:00 就寝

2日目
– 6:00 起床・朝日を眺める
– 7:00 朝食(掛川茶とおにぎり)
– 8:30 掛川花鳥園を訪問(約2時間)
– 11:00 出発

このプランであれば、掛川の主要な観光地を網羅しながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

妻とのんびり過ごすための工夫

私たちが心がけていることは、時間に追われないことです。観光地を全て回ることよりも、一つの場所でゆっくり時間を過ごすことを重視しています。

掛川の場合、城下町の商店街でお茶をしたり、花鳥園でベンチに座ったり、温泉でのんびり浸かったり…こうした時間こそが、夫婦で旅をする意味だと考えています。

また、夜間は妻と一緒に、その日の出来事について話し合う時間を大切にしています。バックパッカー時代には一人旅でしたが、今は妻との共有時間が何よりの喜びなんですよね。

まとめ

道の駅 掛川は、単なる通過点ではなく、立ち止まって味わう価値のある場所です。茶どころならではのグルメ、充実した観光地、そして24時間利用可能な安心の施設環境が揃っています。

初心者の方は、事前にトイレや設備の位置を確認し、混雑時期を避けることで、より快適な車中泊体験ができるでしょう。何より大切なのは、マナーを守り、この素晴らしい施設を次の訪問者のためにも大切にすることです。

妻と共に、これからも掛川を訪れるたびに、新しい発見と出会いを重ねていきたいと思っています。皆さんも、ぜひ掛川の道の駅で、ゆったりとした車中泊の時間を過ごしてみてください。

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